『ヒストリエ』1~8巻 岩明 均 [読んだ本]
さて、遂に新刊を首を長くして待つ人たちの仲間入りを果たしました。
1巻が発売になったのは2004年の10月です。つまり新刊の発売される間隔が1年以上あるというわけです。
全巻むさぼり読んだ後は、じっくり1巻から繰り返し読んで見落としたところを再発見して楽しんでおります。きっとこれ、新刊がでたら、まずは1巻から読み返して復習してから新刊を開くことになるなあ。
そこのあなたも仲間になりませんか?
『ヒストリエ』1巻 岩明均、『コウノドリ』1巻 鈴ノ木 ユウ [読んだ本]
1巻お試し買い。
ヒストリエは大人買い決定。いや、実はもう買ったんだけどね、読んだんだけどね。当たり!
コウノドリは保留。テーマはそこそこ読ませるけれど、絵柄と設定がいまいち好みじゃない。読みたいけど買いたくないだけ。
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- 価格: 606 円
出版禁止 『長江俊和』 [読んだ本]
よくわかんなくて読み返す。
予備知識なしで読むと今一つ面白さがわからない。予備知識なしで読んで、わからなかった。
もやっとして読み返して、やっぱりもやっとしてネタバレ検索してみる。
ネタバレ検索してみたくなる時点でアウトじゃないだろうか。検索させるのが狙い?
タイトルの『禁』が裏返しなのも何かの暗示?
それとも、メディアミックス的な販売促進?
気になる人は文庫になってからとか読むとか借りて読めばいいよ。
2回読んだわー。
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- 価格: 1,944 円
ビブリア古書堂の事件手帖 6巻 『三上 延』 [読んだ本]
シリーズ6冊め。
近所の書店では通常の文庫のコーナーではなく、別のフロアのライトノベルのコーナーにあった。
他の文庫と一緒に新刊コーナーに積んでくれればいいのになあ。書店としては、一緒に扱わないというポリシーなんだろうなあ。
テンポよく一気に読めそうだったけど、人物関係がこんがらからないようにゆっくり読んだ。
いつまで続けるのかほんのり心配になってきた。このままお気軽に新刊がでるたびに読んで消費していくのが楽しくていいかな。でも、どこかで親子関係にケリつけて終わのがいいのかな。
『インドクリスタル』篠田節子 [読んだ本]
暮れに買った本。インドクリスタルだけ読みました。
人工水晶の核となる高品質水晶の採掘ビジネスの物語。
外国人が足を踏み入れることのない辺境の地でのビジネス。
インドで出会った黒い肌で抜群の記憶職を持つヒロインが、主人公の前に現れては消える。
このビジネスはどんな形で成功し、そして破たんするのだろうと息をのんで読み進める。
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『震える牛』 相場 英雄 [読んだ本]
先日のブラックボックスは野菜~サラダの工場がモチーフで、今回は食肉です。
2年前におきた事件は、不良外国人によるお金欲しさの強盗殺人事件として、犯人があがらないまま未解決となっていた。迷宮入り寸前の事件の再捜査を引け受けた捜査一課の警部補が、得意の地取りと鑑取りで、事件の核心に迫っていく。その過程で、地方小都市の衰退の問題やデフレによって脅かされる食の安全を照らし出す。
地道な捜査から徐々に事件の構図が浮かび上がってくるのは見事です。
このタイトルと表紙の牛の頭蓋骨から何をイメージしますか?ちょっとそこで失敗している感じ。それと、ちょっと説明不十分なところがあって、場面展開についていけなくなることがある。
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- 価格: 1,680 円
『俺物語』3巻 アルコ×河原和音 [読んだ本]
『ブラックボックス』 篠田 節子 [読んだ本]
次男の学校の図書館から借りて読みました。
ブラックボックスとは無菌無農薬の野菜工場を意味しています。栄養から空調、光まで人工的に管理されて栽培するというプラントは、親の代の農業から脱却する輝かしい未来のはずでした。しかし、従業員の癌や奇形児の出産、有毒のザリガニの出現、学校給食を食べる子供たちのアレルギーなど、静かに住民を蝕んでいくように見えます。残留農薬のような有毒物質や食中毒をおこす原因菌も見つからないまま、プラントは拡大していきます。安全安心なはずの食品が不気味に地域を汚染していきます。
野菜工場の描写は桐野夏生の『OUT』をちょっと思い出します。
『ビブリア古書堂の事件手帖』 三上 延 [読んだ本]
三島まで新幹線で行く、そしてその間に昼ご飯を食べる、というタイトな予定なのに、駅で新刊を見つけて買ってしまいました。
今回の古本ネタは江戸川乱歩です。少年少女時代にお馴染みの少年探偵団シリーズも出てきますし、そのままディープな世界を覗き見ちゃった思い出の人間椅子なんかも登場します。読者にお馴染みのとっておきのネタにふさわしく、1冊で1編の長編仕立てになっています。謎解きも江戸川乱歩風味です。遂に主人公の母も登場します。
『アスクレピオスの愛人』 林 真理子 [読んだ本]
主人公の女性がWHOのメディカルオフィサーで感染症対策に従事している、というのでつい買ってしまった本。舞台装置にだまされた感じです。「衝撃のメディカル・ロマン!」だそうなので、内容はロマンなカテゴリーなのでしょうね。実在モデルがいらっしゃるようですが、こういう描き方で了解してもらえているのか、勝手に心配になってしまいました。
「英雄色を好む」の女性版を描きたかったのでしょうか。ロマンのところをつきつめると、ハーレクインみたいになってしまうから、「さまざまな問題を抱える現代医療の現場を鮮烈に・・・」描こうとしたのかな。
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