電話を持たない人

　昨夜のことである。旦那と長男が、町内の名簿を開いたまま固まっている。町内の防災訓練の日時がわからないのだと。学校へ提出する書類に、自分の地域の防災訓練への参加計画を記載しなくてはいけないらしい。学校宛に届いた一覧には掲載されておらず、市のサイトを閲覧してもわからないのだと。提出期限は実は過ぎていて、明日までにはなんとかしなくてはいけない。じゃあ、同じ町内に住む同じ学校の生徒にでも尋ねてみるとか。それがいやだと。で、町内の名簿には、地区の防災委員が載っている、と。じゃあ、そこへ電話すればいいんじゃないの？なぜか、２人とも責めるような目つきで私を見る。なにか電話に問題でもあるんだろうか。とりあえず、他の子のお母さんにメールで質問してみたけれど、すぐに返事はこない。

　あんまり夜が遅くなると、電話もご迷惑になるよ。うだうだしている２人を尻目に、とっとと防災委員のお宅に問い合わせの電話をする私。はい、一発で解決ですわ。

　我が家で携帯電話を持っているのは私だけです。なんかね、持たない人というのは、電話で何かするという文化を持っていないのではないかと。普段から、その場で解決しないと物事が進まない、という生活してないんだなあ。どちらがいいのか。