『毛沢東のバレエダンサー』 リー・ツンシン [本]
今日、雑誌『ダ・ヴィンチ』を立ち読みしに行ったら、がっつりとゴムが掛かっていて読めませんでした。仕方がない、職場の売店で読もうかな、読めるかな、うーん。立ち読みの目的は他でもない『舞姫 テレプシコーラ』なわけです。悶々としつつ、店内を一巡りして発見したのがコチラの本です。バレエつながり?
これは、毛沢東時代に全土から素質のありそうな子供を選抜して、芸術のエリートとして育てられた少年の物語です。国家権力にモノを言わせて、強引に集めてきて、徹底的な英才教育(ワガノワ・メソッド!)とともに思想教育も施すのです。資質のある子が、指導者と出会う事によって、すばらしい成長を遂げてやがて世界へとでていくことになります。中国の農民の子がヒューストンのプリンシパルです。赤貧の生活のなかで支え合う家族の絆と、友情と、半端じゃない血の滲む努力によって、成し遂げられるその物語は実話です。すごすぎるぞ。
でもって、これは映画化されます。
公式サイトはこちら。http://www.maoslastdancermovie.com/
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- 価格: 1,890 円
面白そうな映画、ご紹介ありがとうございます。共産主義国のバレエダンサーは、踊るための犠牲と真剣度が半端ないですよね。
バレエダンサーと文化大革命とのかかわり、観るのが辛そうな時代ではありますが、予告編を観るかぎり、辛さを上回る面白さが期待できそうです。
by ヨモヤマ (2009-09-08 09:56)
■ヨモヤマさん
本の帯には映画化って書いてあるのですが、日本での配給等はまだ検索してもヒットしません。本の初版は2003年で、このタイミングでの邦訳出版なんだから、期待していいのでは。地元での公開を熱烈希望。
ダンスシーンが結構多そうなので楽しみです。
by おごんち (2009-09-08 22:11)
シドニー在住です。昨日シドニーで初公開された映画『毛沢東のバレエダンサー』を観てきました。日本でも絶対公開してください。素晴らしい映画でした。著者は現在メルボルン在住で、ネットでもインタビューが見られます。映画は著者が満足する出来のようです。主人公を演じた俳優さんは、著者の北京時代のバレエの先生の息子さんだそうです。
著者のサイト:
http://www.licunxin.com/index.htm
映画のサイト:
http://www.maoslastdancermovie.com/
インタビューのサイト:
http://www.justin.tv/clip/aec8d89f5ca4e634
by コアラ (2009-10-02 14:30)
■コアラさん
こんにちは、はじめまして。
情報をありがとうございます。
オーストラリアでは評判になっているのでしょうか?
ビジネスでも成功している方のようですし、ドラマチックな人生ですから、話題性はあるように思います。
日本でも公開されたら是非見たいものだと思っています。
by おごんち (2009-10-04 07:40)