『さよならバースディ』 荻原 浩 [本]
サルは正直なんです、というお話。人間同士がうまくコミュニケーションがとれないのに、他の動物ととろうなんて無理なこと。1対1でわかってるつもりになっているのが、お互いに幸せなんだろうなあ。
主人公の恋愛の対象である女性について、あまり共感できないのです。共感しにくいように描かれている、というほうが合っているかなあ。だから、その女性に夢中になる主人公にも共感しにくくなってしまいます。
学会というところは、小説家から見たら、そんなに気持ち悪いものなんですかね。
ラストシーンには涙ぐみながら読んだくせに、レビューしようとしたら、えらい辛口になってしまいました。なんでかな。
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