『イノセント・ゲリラの祝祭』上下 海堂 尊 [本]
文庫化されるのが思いのほか早かったです。ご自分の主張を露骨に登場人物に語らせています。『チーム・バチスタの栄光』のときから、Ai(オートプシー・イメージング)の有用性を主張されていて、遂に厚生労働省に対決を挑んだといった感じでしょうか。ちょうど昨日、NHKのニュースで石川県の警察で放射線科の医師と協力して、死者のCTを実施するネットワーク構築の話題が報道されていました。この流れは海堂先生の功績によるところが大きいのでしょうか。
自分の身近で原因不明死が起こったときに、Aiという手段もあることを思い出そう。
ウチの次男が好きそうな、理屈っぽい表現が満載で、これは結構楽しめます。孤高の・・・の表現はちょっと年寄りくさくて気になったけれど、こちらは同世代な印象です。
表紙のデザインを比べてみるる。
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